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卵巣年齢は人生の設計図

こんにちは 齋藤シーサイド・レディースクリニック
医師の山下です。
最近「卵巣年齢」 って聞きますよね・・・どんな検査なんでしょう?
採血で判ります。(当クリニックでは自費で6000円です)
正式にはAMH(抗ミュラー管ホルモン)のことです。




「卵巣年齢」では、わかりにくいですが、
平たく言えば卵巣の卵の残り数が判ります。

例えば30歳の人の抗ミュラー管ホルモンの値が
30歳くらいの数値なら「年齢相当の卵を持ってる」事になります。
これなら問題ありません。
問題なのは
時により25歳の女性の卵巣年齢が
45歳くらいの値が出る事があります。




実際診療の場で、25歳の女性に排卵誘発剤の注射を行った時、
この若さでは卵が沢山あり、
当然最少量の排卵誘発剤でも、
多くの排卵するための卵胞ができるハズなのに・・・

1つくらいしかできない・・・

おかしいので、抗ミュラー管ホルモンを測定すると・・・
なんと45歳くらいの卵しか残ってない・・・

本当に怖いです
(つまりあと何年かで閉経してしまう可能性があるということです。)

「卵巣年齢」を測り、結果が良くない時は、
まるで
悪魔に自分の寿命を聞いてしまったような衝撃があります。


しかし、 考え方を変える

と、「卵巣年齢」を早く知ることで、
積極的に不妊治療を進めるかどうかの「目安」
になります。
(場合によっては子孫を残すため、早く結婚したほうがいいかどうか・・・このへんは縁の問題やライフスタイルの問題もあり一概には言えませんが・・・)


不妊クリニックによっては、
初診時に全例、抗ミュラー管ホルモンを測定するところもあるそうです。
以前勤めていたクリニックでは、
私は患者様に受けるかどうか聞いてから測定していました。
(やはり、怖い っておっしゃる方がおられますので・・・)


ただ、不妊治療においては測定したほうが「有利」 だと思います。
例えば患者様のためを思い基本通り、
自然周期のタイミング→クロミッド→排卵誘発剤+人工授精までの一般不妊治療を行ってから、体外受精に以降したらもう卵の残り数が少なくなっていて、
1-2個しか取れない方がおられたら・・・
最初から体外受精したほうが良かったかもと考えてしまいます。

卵巣年齢を知ることは怖いですが、
早く体外受精を受けたほうがいいかの指標にもなります。

あと、大事なことですが、
「卵巣年齢」が高くても、
卵の質は年齢通りなので安心してください。


25歳の方の卵の質はあくまでも、
25歳の年齢相当で体外受精を行う場合でも、
45歳の方に比べれば成功率は高いです。

「敵を知り己を知らば百戦 危うからず」という諺がありますね。
不妊治療において、卵巣年齢は「己を知る」こあたるのだと思われます。
齋藤シーサイド・レディースクリニック

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