こんにちは
齋藤シーサイド・レディースクリニック
医師の山下です。
患者様が時折おっしゃるのですが、
「もう閉経したので、がん検診は受けなくていいですか 」とか
「閉経したので婦人科は卒業でしょ 」とか・・・
違います
「50代からがん年齢」・・・そうです。
がんとは、自分の細胞の劣化コピー版です。
コピーを何回も繰り返すと、
段々汚くなっていきますね。
遺伝子も何度も複製を行う度に
だんだんとミスコピー(遺伝子の複製の失敗)を起こし、
自己に対する反乱軍 ・・・
がん細胞 へと変貌します。
もとが自分の細胞だけに
敵味方の区別がつきにくいので
がんは怖いのです。
ですので、
コトがん検診に関しては
年齢が上がると
尚更受けていただく必要がでてきます。
さらに、特に気を付けて頂きたいのが
「閉経後の不正出血」です。
「閉経後の不正出血」はがんなど、
重大な病気が隠れていることがあります。
場合によっては「夫婦生活後の不正出血」
で来られた患者様の中に悪性疾患
を見つかった方もおられます。
ですので、
子宮がん検診は
できれば2年に1回は受けて下さったほうが安全です。
その時に経腟超音波検査をしてもらったら、
卵巣や子宮内膜の状態まで調べることができます。
「閉経すれば、婦人科は卒業!」ではありません。
くれぐれもご注意してください。