こんにちは 斎藤シーサイドレディースクリニック医師の山下です。
卵巣は「物言わぬ臓器」と呼ばれています。
卵巣がんはかなり進行しなければ全く症状がないことがほとんどです。
卵巣がんが見つかるのは、正常では親指の先くらいの卵巣が、15-20cm位に増大することによる腹部膨満感による受診で見つかる場合がほとんどです。
また、子宮頸がんのように、1-2年に1回子宮がん検診を受けていれば、まずがんになる前に見つかるといったものでもありません。
どうやって防ぐかとなると、子宮がん検診等の婦人科受診時にできるだけ経腟エコーを受けられることぐらいです。(遺伝性卵巣がんなど特殊な場合を除いて)
組織型にもよりますが、できるだけ小さいうちに発見できれば、手術などの治療効果も上がります。
婦人科を受診される場合はなるべく経腟超音波を受けられる事をお勧めします。